修行よもやま

たまご、変身

― ぷりんのちから / 王道の黄色編 ―

題名が違う。

気のせいですよ、気のせい。

んな訳ない訳で、あの…(←日本語は正しくつかいましょう)。えっと、書きたかったチョコがどうしても手に入らなくて、これまで実はにょろにょろしていたんです。別のものを紹介するか自分のレシピでつなぐかと迷いながら名案も浮かばずにおりました。そこで、おまけコーナーにいつかと思っていた数種のプディングさんを、今回は主役に据えてしおうという都合のいいわたくしの施策。どうかすこーしだけお付き合い下さいませ。早速ですが、

るるべ 2004年に食したぷりん・お気に入りランキング・ベスト5!

いろいろ混ぜないカスタード味に絞りました。

第5位

『焼きプリンタルト』(¥137) アンドリュー

別名エッグタルトです。厳密に言えばプリンではなく他のお菓子に変化しちゃってますけど。

まずね、よく店頭に列ができているのが気にはなっていたんです。でも並ぶ根性はなく、たまたますいていた昼間にカウンターで味見を出していて、ひとかけ頂いてみました。「おお、ぷるぷるぷりんだー!」もっとタルト菓子そのものを想像していた私は、ホントにふわんとしたぷりんの食感が広がるのにびっくりしました。と同時にちょっと甘いけど、さくさくのパイ生地土台と焼きプリンの調和に食の進む一品。その場で2つ購入しました。ベリー系の果実が添えられたものや冬季限定のショコラもありましたが(こちらは価格が200円以上したと思います)、何ものってないエッグタルトのぷりん焦げ目が私には一等美味しそうに見えたし、このお菓子の売りでもあると思います。

マカオに渡ったイギリス人が作ったお菓子で、安徳魯さんが考案して広めたのだとか。うーん、なんとなく洋菓子のような中華菓子のような国籍不明ではあるかも。この味が嫌いって人あんまりいないと思うので、お土産にお勧めです。

第4位

『無添加プリン』(¥158) 栄屋乳業

シンプルさに惹かれてコンビニで買いました。

ふたになっているシートをはがすと、おうちでお母さんが蒸してくれたようなふんわり自然なぷりん面が現れます。無添加というのは保存料のことで、その傾向嗜好に合わせたのか甘みは穏やかで柔らかすぎないまろやかさ。さくっとスポーンを差し入れると、ありゃりゃわーっ!下に潜んでいたカラメルがどわーっとあふれ出してきました。大人のデザートの食べ方とは思えない散らかしよう…。あ、「スプーンを入れると中のカラメルが飛び出すことがあります」ってふたに書いてあった。注意力不足。

第3位

『プティ・プリン』(¥210) シェ・コパン

上部の生クリーム(ディプロマットクリームだと思う)の味がほどよくしつこくないコクがあってなかなかのアクセント。少々固めな方でしょうか。もう少し柔らかめの方がいいかなーと、多めに入っている液状のカラメルとぷりんと生クリームをざっくり混ぜ合わせて口の中に放り込んでみたところ…、成功です。それは幸せなとろとろカスタード!それぞれの苦味や甘みにクセのないところがうまく合ったのでしょう。一見クリームが目に付いてデザートとしては重いかもって印象ですが、お食事の後でもさっぱり頂けますよ。それからこの容器、とっておくと調理時の液体注ぎのお役立ちや、テーブルに一時的に置く調味料入れになるかも。もちろんこの型で自分でぷりんを作ってもいいですし、ね。

第2位

『うふプリン』(¥158) キャトル

知人が職場の社内報に取り上げて、その後興味を持った同僚が買いに走りました。

「うふ」ってまあ楽しいネーミング、と思ったらフランス語で「卵」のことなのね。ご覧のように卵の殻にぷりんさんがもぐり、ちょこんと生クリームがのっているかわいらしさ。10個だと卵パックにそのまま入っているのも面白い。あんまりきれいな殻に入っているので、食べる前にじいっと観察してしまいました。エッグシェルカッターという生卵の上部をカットする器具はありますが、ここまでスパッとうまくいくのかしら、技だわ。

ぷりんは少し固め、奥久慈卵を使用していて卵の味が活きています。下のカラメルが苦めで私はかなり気に入りました。ぷりんの味としては基本を通した感じ。容器が容器だけに量は少なめで何個でも食べられそう。お腹がいっぱいでもまだいけそう(危険)。

第1位

『ふらのプリン』(¥294) フラノデリス

こちらも知人が取り寄せてくれました。あまり知らずに頂いてしまったのですが、何だか有名なぷりん様で、北海道物産展などでは並びに並んでもなかなか買えなくて抽選なんぞもあるそうな。

富良野からクール便でやって来たぷりん様。ああ、そういえば昨年富良野に行ったなぁ。牛乳とじゃがいもが美味しかったー。さて「ふらのプリン」。おっ、ちいさな牛乳瓶に入っている!開けるとバニラビーンズが見える!スプーンで掬うとやわらかいぞ。お味は…、仰天!!ふわりさらりの広がりをコクが支えてカラメルまたもや大人の苦味。舌触りなめらかで軽い中にも富良野の牛乳と卵のちからがしっかり息をしています。ひとくち食べた瞬間、「うーん…」と頭をかかえてしまいました(←調合がすばらしくて)。牛乳瓶なので最後がちょっと食べにくく、あ〜もったいないと苦戦したくなるほど。これは確かにリピートしたくなる味です。パステル社の如きなめらかプリンが苦手な方も、こちらのふわふわなら気に入って食されるのではないかしら。

ご覧のように、私のぷりん基本理念には「お手頃価格で頷ける旨さ」があります。高級デザートとして場を持つよりも、ふーっとお家で食べたい感じ。そう考えると、家の台所で作るぷりんが一番美味しいんでしょうね。

― お稽古ざんまい / かつぜつで小顔講座12 ―

平成十七年は酉年。

とり…といっても鶏(にわとり)だからまだいいんですけど、実は私、自分の半径2メートル以内でバサバサと飛び立ったり走ったりなさる類の皆さんに遭遇すると、時折自分を見失いそうになるくらい怖いんです。日常生活の中では、カラスさんとか鳩さんがそれに当たります。すずめさんだとまだ大丈夫です…勝てそうな気がするんです。前述の鶏さんはあんまり動いた状態でお会いすることはないので恐怖感は今のところありません。烏骨鶏さんなんて写真ではキレイだなーと思ったりします。…ということは、鳥がみーんな駄目なのではなくて、一部の方々が経験上恐ろしいのだと思われます。

就職したばかりの頃です。離れた本社に打ち合わせに行った昼休み、自分の車を停めたのが海辺のパーキングだったので、その近くに同僚と腰掛けてお弁当を食べていました。しかもかなり上機嫌で。なのに、なのにっ!突然バサバサと何か降ってきたと思ったら、黒い翼が眼前をかすめ、私と同僚のお弁当を見事(という言葉を使うのも悔しいけど瞬時)に運び去り、あの丈夫そうな足にしかと掴まれた我らのランチは「カアカア」というしゃくに障る音声と共に、はるか彼方へと頭上を抜けていきました。

「許せない…」

当時販売の仕事をしていた私は、この日、ある店舗の惣菜担当敏腕婦人が丹精込めて作ったお弁当を持たせて頂いていました。その心づくしと昼休みの貴重なやすらぎを一気にそがれたようで悲しい気持ちになり、20歳そこそこの怖がり娘にとって、その黒い物体はとてつもなく大きくグロテスクに感じられ、それからというもの彼らの姿や泣き声に完全に拒否反応を示すようになってしまいました。遠くからその存在を確認しようものなら時間がギリギリでも遠回りします。でも「イヤだなぁ」と思う気持ちは通じるのでしょう。今年の春、気付くと左前方にヤツがいたので、ぎょっとしたけど凛を装い、「こわいよー、こわいよー」を隠しながらすれ違おうとしたら、バサッ、とん!バササッ。「な、なにぃーーっ!」私の頭の上を一回蹴って(とん、と軽く着地して)私の後ろ側へ飛んでいったのです。足蹴にされました。そして例のごとく笑い声のように聞こえる鳴き声を響かせてどこかへ行ってしまったのです。残された私は…、やっぱりあなたとは仲良くなれません。

いよいよ父親も還暦で、その彼の酉年に頷き「いつまでもガサガサしててせっかちでそのまんまやん」とか、年賀状書きながら「とりの絵は別にいれなくてもいいよね」とか、そんなことを考えていたら、頭の中にさまざま鳥さんが舞っちゃって色んなことを思い出してしまいました。ああどうか、もう蹴られませんように。

そんなこんなで、かつぜつどうぞ。

鳥を取ろうと取り巻き連れて
張り切り集まり連帯するも
照りつける日差し皆を貫き 
体力労力多量に流出 
てるてる坊主の作り過ぎ?
とろとろてれてれ歩いた先に 
吊り橋ダラリちらほら不安 
地理予習せずにトライの嵐 
地形の本を積読したは 
他力本願つらつら後悔 
鶴嘴、杖にぷるぷる渡る 
進める足に虎の巻なし 
度量を試され流浪するのか 
ハラハラまったく取り越し苦労 
連ねた民は下流へ無地下り 
泥まみれとはいえ釣り船へ 
たらの木見ながらつれづれに 
捕らえた鳥など一羽さえなし 
手練手管に命を散らすは 
心に剣をたてる由 
自ら堕落に頭を垂らし 
虜になるは別所と捉え 
導く光、寺の入り口 
手料理とりどりたらふく満腹 
顔色明るく稀な彩り 
正気に戻り未来を語る 
流暢でない身振りそぶりも
我等の心映るよう

とりをとろうととりまきつれて
はりきりあつまりれんたいするも
てりつけるひざしみなをつらぬき
たいりょくろうりょくたりょうにりゅうしゅつ
てるてるぼうずのつくりすぎ?
とろとろてれてれあるいたさきに
つりばしダラリちらほらふあん
ちりよしゅうせずにトライのあらし
ちけいのほんをつんどくしたは
たりきほんがんつらつらこうかい
つるはし、つえにぷるぷるわたる
すすめるあしにとらのまきなし
どりょうをためされるろうするのか
ハラハラまったくとりこしぐろう
つらねたたみはかりゅうへぶじおり
どろまみれとはいえつりぶねへ
たらのきみながらつれづれに
とらえたとりなどいちわさえなし
てれんてくだにいのちをちらすは
こころにつるぎをたてるよし
みずからだらくにあたまをたらし
とりこになるはべっしょととらえ
みちびくひかり、てらのいりぐち
てりょうりとりどりたらふくまんぷく
かおいろあかるくまれないろどり
しょうきにもどりみらいをかたる
りゅうちょうでないみぶりそぶりも
われらのこころうつるよう

語中にラ行の入った言葉を中心に作ってみました。

語頭だと結構意識してラリルレロのおくちを作って歯切れを持たせることができます。

連帯…(れ)んたい

流暢…(り)ゅうちょう

しかし、語中でしかも連続して出てくるとふにゃふにゃになってしまうことが多々あるのです、こんなふうに。

体力 労力…たいろくりょーろく? → たい(り)ょく (ろ)う(り)ょく

稀な 彩り…まれな いおどり? → ま(れ)な い(ろ)ど(り)

ほとんど導入の鳥の(怖い)話とは離れてしまいましたがお許し下さいませ。

ラリルレロは難業です。ただし、どんなひよっこでもラ行ができると「かつぜつのいい奴」って感じに聞こえるの!精進しませう。

― 予告 ―

はい、すみません。次回はカカオのちからに取り組みます。ご期待下さい。

★
(2004/12/30)

RELEVE (るるべ)

るるべうさぎ

レオタードの趣味が悪い?そう?脚はもっとあがるからねっ。

『RELEVE』はフランス語で「高く持ち上げる」の意。ダンス用語では爪先立ちで全身のバランスを保つことなの。この状態から、まわりもの(回転)など多くの振りが生まれるのよ。でも『PLIE(プリエ…かがむ動き)』をしっかりやらねば、『ルルベ』に芯は通りませぬ!身長はもう157cmより高くならないけど、これからも私なりの世界を広げてゆけるかしら、って…そんな名前。

本籍:大分  血液:B  愛読書:TARZAN  座右の銘:いつも心に青空を。
思考の傾向:物事を俳句にして片付ける。なにかと画数を数える。

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