プレオープンにかけつけた私は、すっかり待ちくたびれておりました。店内は室温が厳しく管理されていて、入店は10人ずつくらいに限られています。ということは、退出者がいないと次に中には入れないっ!「うう、みんな早く決めてね」 と、2時間待って目をうるませてガラスに張り付いていたら、「大変お待たせ致しました、こちらへどうぞ」
わーい、やっとだー。ひゃぁ、ひんやりする。あ、ホールケーキの見本がある。クリスマスか誕生日はこれがいいなー。よし!まずはチョコケーキを1つ選ぼう。
「この2つのチョコムースはどう違うのですか?」
…「一方は若干スパイスを効かせていますので、お好みでお選びください」
「では、普通の方を」 ←のちに両方買えばよかったと後悔する。
要冷蔵だけど、チョコも少し持ち帰ろう。
「こちらの美味しく食べられる期限ってどのくらいですか?」
…「およそ5日間です」
ほう、フレッシュミルクとドライ以外のフルーツを結構入れているのかな?では―、
当日購入したのは、チョコムース2種と常温の焼菓子2種、カフェ、カシス、シャンパーニュ、シナモンマカロンのプチチョコレート。中でもカフェは、コーティングされた内側が2層のガナッシュになっていてとても柔らかく、強すぎないコーヒーの苦味。あたたかい飲み物の方が合うかな。ふむ、この味の重ね方って、手間がかかってる…。そして今回の私の1番は、カシス!完品は外見も断面もまったく普通のチョコですが、カシスの甘酸っぱさが口いっぱいに広がって、そのさらり加減が絶妙。うん、決めた!次の私の課題はフルーティーなものを組み合わせたテンパリングです。期待していてください、秋までには、たぶん。
えーっと、改めて感じたことは、自由が丘ロール屋でラベンダーを素材に多くのファンを惹きつけたように、辻口さんは繊細なハーブの味を日本人の口に合うように実に見事に研究して取り入れていらっしゃる。さまざまな隠し味を盛り込んで、ね。いつかお会いしてみたいなー。だって、「自信作です、さぁ、どうぞ」 そして「口にしてくだってありがとう」 の思いをしっかり感じ取れる洋菓子は、いまのところ、他にはないんですもの(いまのところですよ、あくまでも)。

先日、練馬区立美術館 『浜口陽三・南桂子展』 に立ち寄りました。 ご夫妻の「絵」と大岡信氏や谷川俊太郎氏の「詩」がなんとも溶け合っていて、とっても新鮮。大好きな南桂子さんの絵を包むように、いくつもの詩がたたずんでいました。
→谷川氏の詩はこちらから
http://members.jcom.home.ne.jp/0937044701/shisyuu.html
このとき久々に、きもちが奥にひらけていく感じがしたんです。それでね、ふと思い出したのが、7年前に谷川氏の詩をお芝居仕立てにして人前に出したことがあったなぁ、と(無謀)。帰宅後、さっそく何冊か読み返してみました。すっかり忘れてた当時の書き込みの文字。上京したての私のチェックといえば、「彼女が」の「が」や「人間」の「げ」など、「んが」「んげ」のように発音する鼻濁音という鼻濁音、すべてに蛍光ペンで色づけがされていました。西の出身者にとって完璧にこなすのはかなり手ごわく、また生粋の東京育ちでも問題なく濁すことができる人って、実はそういないのでした(これ本当)。
鼻濁にするかどうかは、文中や語句での位置やことばの熟成具合など細かな法則がありますが、もともとは日本語を聞きやすく柔らかくするもの。迷ったときは正しいかどうかは別にして、鼻にかけすぎないよう調整してまろやかさを出せるといいですね。女性は会話の中に一段と丸みが加わり、男性は使い方を心得ると、かえって歯切れ良く聞こえます。「洗練されちゃう」って感じかなー、ふふ。
では、例を挙げてみますね。できれば声に出して読んでみてくださいまし。
1.五島列島に豪壮な御殿を持つ豪農
(ごとうれっとうに ごうそうなごてんをもつ ごうのう)
2.親にはぐれた鶯がねぐら探して鳴いている夕暮れ
(おやにはぐれたうぐいすが ねぐらさがしてないている ゆうぐれ)
1 のガ行はすべて普通の濁音(ガギグゲゴ)。
2 の中の濁音はぜんぶ鼻濁音(ンガ・ンギ・ング・ンゲ・ンゴ…無理に表記するとこんな感じ。本来はこんなに「ン」は強くないです)。
そしてミックスバージョン。
3.崖上のお屋敷の窓ガラス越しには毎晩七時に執事がバイオリンを弾く姿が眺められる
(がけうえのおやしきのまどガラスごしには まいばんしちじに しつじがバイオリンをひくすがたが ながめられる)
濁音 (が) → (が)け、(ガ)ラス
鼻濁音 (んが) → ガラス(ご)し、しつじ(が)、す(が)た(が)、な(が)め
お疲れさまでした。ほどよく滑らかに聞こえてくるような。
さて、3ではもうひとつご注意頂きたいことが。それは「ヒ」と「シ」の区別です(例…「秘書」と「司書」)。「しつじ」が「ひつじ」、「しちじ」が「ひちじ」、「ひく」が「しく」に変換されてしまいませんか?羊がバイオリン敷いちゃってはね、文字なしでは意味不明になるわけです。それから「ヒ」も「シ」もあんまり口角を横に開き過ぎると音が平べったくなって、豊かな響きが生まれません。子供っぽく聞こえるって感じかな。口は大きく広げた方が音声はハッキリしますが横に「イーッ」って感じではなく、空気の通り道を確保しませう。ほら、また小顔に一歩。
余談なんですけど、るるべの座右の銘 「いつも心に青空を」 の青色は、南桂子さんのエッチング作品の青のイメージなの。透明感は続くけど、藍染めにも通じる深い色。
その南さんの作品もふんだんに展示されている美術館 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション(http://www.yamasa.com/musee/)に今月中には足を運ぼうかなと思ってます。いつも目の前まで行っては閉館時間、というのを繰り返しているんです…。こちらの館内にはとっておきのチョコレートケーキがあるのー(また、そっちかい?)。カカオのちからでご報告しますね。
RELEVE (るるべ) |
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レオタードの趣味が悪い?そう?脚はもっとあがるからねっ。 『RELEVE』はフランス語で「高く持ち上げる」の意。ダンス用語では爪先立ちで全身のバランスを保つことなの。この状態から、まわりもの(回転)など多くの振りが生まれるのよ。でも『PLIE(プリエ…かがむ動き)』をしっかりやらねば、『ルルベ』に芯は通りませぬ!身長はもう157cmより高くならないけど、これからも私なりの世界を広げてゆけるかしら、って…そんな名前。 本籍:大分 血液:B 愛読書:TARZAN 座右の銘:いつも心に青空を。 | |